妊娠初期の子宮ってどんな感じ?
妊娠前の子宮の大きさは、縦の長さ約7cm、横の長さ3~4cm、壁の厚さは約1.5~2cm。子宮は、鶏の卵を少し平たくしたような形です。妊娠する前には、子宮内膜が厚くなり、着床の準備をし、着床したあとは、少しずつ丸く膨らんでいきます。
妊娠初期は、まだ女性の見た目は変わりませんが、子宮の中では命が育まれ、大きな変化が起きています。赤ちゃんの細胞分裂が起き、赤ちゃんも少しずつ大きくなっていきますが、まだまだ小さい。子宮の状態を考えるなんて思いつかないかもしれませんね😂
子宮は、赤ちゃんが育っていく場所です。ぜひ子宮の状態を初期から考えてもらえたらいいなぁと思い、この記事を書いています😊赤ちゃんの育ちやすい、居心地の良い子宮にするためにはどうしたらいいのだろう・・そんなふうに考える妊婦さんの参考になればと思います。
妊娠初期の子宮の形
妊娠初期には、赤ちゃんがちゃんと子宮の中にいるかどうか、また7週頃には、心臓が動いているかどうか、経膣エコーで確認をします。そのときのエコーの写真がある方は、ぜひの写真を見てみてください。
黒い影が子宮の形です。このエコーの写真をみると、いろんな形の子宮の影がありますが、丸っこいカタチ、細長いカタチに見えることが多いです。最近の妊婦さんの子宮の形がバナナのような形であることが多いそうです…😔まんまるボール子宮、バナナ子宮、この写真を見て、あなたは、どちらが居心地良いと思いますか?
バナナ子宮が増えている原因を考えてみると・・
なぜ子宮がバナナのように潰れて見えるのでしょう??その理由の一つとして骨盤の傾きと姿勢が考えられます。
★骨盤が前に傾く、反り腰
お腹が前にせり出し、子宮も前方に傾く。
★骨盤が後ろに傾く、猫背
猫背になると、背骨が丸くなり、内臓が下がりやすくなって骨盤の中に内臓の重さと脂肪の重さが子宮の上にのる。
反り腰も、猫背もどちらも腹部周辺のインナーマッスルが使えなくなるため、ダイレクトに子宮に負荷がかかってしまうのです。その結果赤ちゃんの生育スペースが狭くなってしまうのです。
目指せ!ボール子宮!そのためにどうする?
これまでの流れを読んでいただくと、姿勢が問題であることがわかるかな、と思います。ボール子宮の姿勢と、バナナ子宮の姿勢のイメージの違いは一目瞭然ですね・・・。バナナ子宮のような姿勢で過ごすと、妊娠経過とともに更にお腹が大きくなっていくにつれて、重心のバランスを取るために、更に反り腰➕猫背が強くなるスウェイバック姿勢になりやすくなります。こうなると、腰痛や恥骨痛が起きやすくなっていくのです。(よくあるマイナートラブルというやつです😔)
妊娠初期から、姿勢に気をつけていきましょう。妊活中の方も同様です。しっかり上に伸びて、下腹部を引き締めて背中の方にお腹を寄せる意識をもって立つように心がけましょう。骨盤が立ちやすくなり、骨盤が広くなり、子宮のスペースが広くなります😄
妊婦さんは、座る姿勢が多くなってきますね。座る姿勢もとっても大切です。できるだけ座るときも骨盤が立つように心がけてください。
★NGな座り方
・ソファーや椅子にもたれかかり、仙骨を座面に押し当てるような座り方
・腰を丸めた猫背の座り方
・お山座り、体操座りと呼ばれるもの
・横すわり、お姉さん座り
・割座
座るときのコツは、椅子ならクッションを使い、できるだけ骨盤が90度の角度になるようにすること。床に座るときは、おしりの下(坐骨付近)に丸めたタオルやクッションを置いて骨盤に少し高さをつけると楽に背筋を伸ばして座りやすくなります。お試しくださいね♪
子宮を広くするメリットは??🤰
赤ちゃんに広いスペースを用意するとこんなメリットがあります!!
★赤ちゃんが居心地がいい👶
・広くて、柔らかくて、温かくて、伸びやすいふわふわベッドのようになる♪
★血流が良くなる
・赤ちゃんに栄養や酸素がいき、よく育つようになる
・お腹が張りにくい、柔らか子宮になる
★赤ちゃんが制限なくよく動ける
・赤ちゃんの身体の機能発達につながる
これは、本当にいいことずくめです😚✨実は、妊娠期から姿勢を良くする副産物は、赤ちゃんの成長にも、お産にも、産後の授乳にも、老後にも関係あるのですよ😳
2nd Mother’s lessonにて、妊娠初期からできる効果抜群の姿勢改善簡単セルフケアのレクチャー、妊娠期のNG姿勢を理解した上で、赤ちゃんに優しいカラダの使い方や、妊娠・出産・産後も不調ができるだけなくスムーズに過ごせるような知恵をお伝えしていきます😄
助産師さん向けの姿勢改善講座も実施していますので、興味ある方は、こちらからお問い合わせください🥰✨