妊娠出産

「お産は体作りがすべてではない」という気付きを得たお話。妊婦さんや助産師さんへ。

love people woman girl

『お産は体作りがすべてじゃない』だなんて、そんなバカな!!
私は、日本人はお産に不利な体型を持っていて、『体づくりが命!』と思っていました。もし、あなたが同じような思い込みを持っていたら、ぜひこのまま読み進めてほしいと思います。

 欧米人は大きな赤ちゃんを産むし、即日退院するし、お産に適した身体を持っていていいなぁと私は思っていました。実際に、陣痛きてから2時間で4000g越えの巨大児を無傷で出産する欧米人をオーストリア🇦🇹で見て驚きました。

オーストリアの総合病院で出産を見学してきたのです♪やっぱりそうだ、カラダがすべてではないか、と感じました。

でも、それは私の思い込みだったのです。

別の機会にまたオーストリア🇦🇹で気付かされました‥。

そのお話をご紹介させていただきます👀

フリーランスの助産師さん🇦🇹とお話をする機会を得ました。そこで、私が日頃感じているその欧米人とのカラダの違いについてポロッと話してみたのです。

『欧米人は身体がしっかりしててお産に向いてていいよね、その点日本人は不利だなって思う』

そうしたら、『私はそうは思わない』と言われました。

(ここからの助産師さん🇦🇹のセリフは、私の頭の中の意訳です🤣)

⇩⇩

『だって、本当にそうならアジア人は絶滅してるはずでしょ?お産は『自然』なものだから本来ちゃんと出産できるものなんだよ。アジア人は頭が大きいから小さく生まれるし、欧米人は頭が小さいから身体は大きく生まれるの。その人にあった赤ちゃんが生まれるの。体づくりが大事なのは、体が小さいからとかじゃないよ。みんなが健康のために必要なことだよ。何があなたにそんな思い込みを与えたの?』

これを聞いて、私には頭を殴られたような衝撃が‥🤯!!
私は自分の妊娠出産体験を思い返して彼女に話してみたのです。何が私にそんな思い込みを与えたのか・・・??

 母も姉も帝王切開で出産していたから、自分が経膣分娩できるか元々不安だったところに、医者に身長低いし、骨盤の形が悪いからお産は大変そうねと言われました。帝王切開になる可能性もあるよ、と。

 でも私はどうしても経膣分娩を経験したくて、出産に向けてがっつり体づくりをして出産に臨もうと思いました。小さく生まれてもいいと思い、35週から毎日10km競歩。陣痛がきた日(予定日まで来ず・・😂)もたくさん歩きました。

 ところが結局、生まれるほどには陣痛は強くならず、翌日の昼から子宮口9センチで人工破水をさせて陣痛促進をしました。金曜日だったので、それ以上は待てないということで、17時30分をタイムリミットに全開大を待ち、ギリギリのところで助産師さんに子宮口全開大を確認してもらって緊急帝王切開を回避!!なんとか経膣分娩ができました。

 こうした自分の体験から、これだけ頑張ったからなんとか経膣出産できた、と思いました。歩いてなかったら体力も持たず、出産はできなかったに違いない、と。
 私は、出産にポジティブな思いを持って日々体作りに取り組んでいたと思っていたのだけれど、本当は自分がお産に適してない身体だと思い込み、張り詰めた気持ちの中で戦っていたんだなぁと感じました。折れた心を一生懸命補強しようとしていたのですね・・。

 そんな状態だったら緊張もするし、焦るよなぁ🙈💦と思います。お産は緩まないとなかなか進まないものですからね。

 私はもともと整体を学んでいたこともあり、『身体は間違えない。身体はいつも最善を尽くしている。』ということを知っていたはずなのに、私は私のカラダを心から信じられていなかったんだと気づいてショックでした。

(身体は間違えない、というのは、どんな症状にも意味があり、すべての症状は身体が生きながらえるための反応であるということ。咳や鼻水にも、熱にも痛みも、全てに意味があります。)

 フリーの助産師さんと話しながら、私はこのことに気づいて涙が止まリませんでした。
自分の身体を信じて身体にいいことを重ねていれば、きっと身体は最善を尽くして応えてくれるはず。

 身体の本当に欲するいいものを食べ、適度に運動し、いい睡眠とっていれば、
健康な生活を営んでいれば、自分の身体に合った赤ちゃんが育ち「普通に」健康に産めるものなのです。

 ※もちろんお産に絶対はないですが。

それが『自然』だから🥺きっと大丈夫。

妊娠中の女性に備わってる機能は本当にすごい。神秘的です。先祖代々、何千年も自然に繰り返してきたこの仕組みはほんとにすごい!!!(語彙力😂)

だから、大丈夫。

 この感覚、全女性が若かりし頃から当たり前に育んでいけるといいなと思います。
「あなたはこういうことがあるから自然に産めないかもしれない」医療者のリスク思考がすっとこういうセリフを伝えてくる事があるかもしれないけれど、大前提に自分の体に命が宿ったということは、産み育てる力は備わっているはず。

「私には難しいかも」と自信を失わせるような関わりではなく、「もっとこうしたら良くなるんだ♪」とがっつりと体の機能の話をしながら、「私は大丈夫」と思える女性を増やしていきたいなと思っています。

 その人それぞれの思考の癖や体の癖を知りつつ、メンタル・フィジカルフォローをしながら、お産を楽しみに行動していける女性🤰⇨フィジカルを活かしていける女性を増やしたい🥰✨と思い、活動する今日この頃です✨

【Midwives of the world unite❤️‍🔥】

これは、オーストリアの助産師さんがかけてくれた言葉😊

世界中の助産師が同じ思いで女性の想いを大切に、妊娠期を大切に、一致団結できたら最高だなぁと思います。

リラックスの恩恵を受けよう☺お産が楽しみになるためにできること。出産が楽しみになるために、リラクゼーションをする方法。意味を考え、実践のための方法を知ることができる。...