妊娠出産

産む場所を考えるときに大切なこと。

person holding baby s hand

産む場所を選ぶためのポイント

皆さん、産む場所はどのように選びましたか?
または、選びたいと思っていますか?

安心か?
安全か?
快適か?

このあたりを考慮されると思いますが・・・🧐
具体的には次に挙げてみます♪

産院を選ぶときのチェック項目

☑自宅からの距離
☑清潔感
☑医療設備
☑分娩方法
☑医療介入の有無
☑分娩立ち会いの有無
☑マンパワー
☑小児科・NICUの有無
☑食事
☑個室
☑面会、付添の有無
☑産後の支援体制
☑母児同室できるか
☑母乳育児に力を入れているかどうか

などなど、他にもたくさんの視点があると思います。
やはり、これらの中でもどこを重要視するかで選び方は全然変わってきます。

産む場所を考えるときに大切にしたいこと

ざっくりどんな病院で産みたいか考えてみます。

総合病院か個人病院か?
助産院や自宅という選択肢もあります。
(もちろん地域によって差はありますが💦)

ただ、それ以上にまず考えてもらいたいのは「どんなお産をしたいか」ということ。
そして、難しいと思いますが、「どんなお産になっても受け入れられる覚悟をもつ」ということ。

ここまでできるといいなあと個人的には思っています👼🏻

メリットデメリットを考慮しつつ産院を決めたのならそこで起こりうることはある程度予想もつき、覚悟が決まるというもの。情報収集だけはぜひちゃんと行っていただきたいです😃

あとでこんなはずじゃなかった!!なんてことにならないために・・😂

ちゃんと納得して選ぶことができたらいいですよね。

baby s feet on brown wicker basket
Pexels.co

あなたの今の価値観で選んだ産院、どんなお産になる?

今回の投稿では、出産の視点から考えてみます。

もし今、あなたが大切にしたい価値観で産む場所を選んだとして、
そこでどんなお産になる可能性があるのか考えてみてもらえるといいかな、と思います。

※これ以降に書いたことは、可能性のお話です。必ずそうとは限りません🙏🏻


気になるところは、それぞれの産院で予め確認することをお勧めします!
例えば、次の3パターンの価値観を書いてみました✏️

何があっても安心なNICUもある総合病院

people woman sitting technology
Pexels.com

妊娠中、切迫早産になったら、妊娠高血圧症候群になったら、、。
高齢出産や合併症で不安な方々など、ハイリスクにも対応できることはすごく大きなメリットです。

こういう総合病院では、順調にお産が進んでいる場合であっても、陣痛や出産はモニターをつけながら厳重な管理のもとベッドで寝て過ごす必要があったり、医療介入が多い、少しカラダ的には不自由な出産になることが多い傾向にあります。

滅菌された完全防護服で、手術台のような分娩台でライトに照らされてのお産。
ちょっと機械的で冷たい印象もあるかもしれません💦それも全ては安全のためです。

出産する環境も分娩スタイルの自由度もそこの医師の考え方によって変わります。
(分娩台で安全に出産できるなら体位を変えて良かったりもします🙆🏻‍♀️)←聞いたもんがちですね🥰

会陰切開、吸引分娩などの医療介入のタイミングも、赤ちゃんの安全を確保してまだ待てるのか、待てないのかで全然違うお産になります。

どんな医療介入をされているのかをHPでできる範囲で確認しておき、直接医師や助産師に確認しておけるといいですね。

ホテル並にきれいで豪華な食事の個人病院

white bed linen near white table lamp
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産後、美味しいごはんを食べながら綺麗な部屋で居心地良く過ごしたい場合。

分娩件数が多いところは特に、たくさんの産婦さんの回転率を上げていくために計画分娩のところもあるかもしれません。(入院予定日を決めて陣痛誘発をするなど)

誘発となれば、モニター管理が厳重になり、身動きがしづらくなります。
赤ちゃんのタイミングとは異なるので、何日も点滴をしても陣痛が来ないなんてこともあります。

会陰切開や吸引分娩など、状況によって分娩時間を短縮するための医療介入があるかもしれません。

あとは、マンパワーのお話。

スタッフの充実度も出産の安全性の麺ではとても大切なポイントです。
マンパワーが足りないと、スタッフに看護師しかいない施設もあります。
出産を直接介助ができる助産師の付添いがなく、医師が赤ちゃんを取り上げるところもあります。

過去に聞いたお話だと、基本的に陣痛中にスタッフの付添がなく、出産ギリギリまでナースコールだけですごすところもあります。
人手が足りず、ナースコールで着てくれたと思ったら外来の看護師さんだった、なんてことも・・・。

結果的に安全であり、産婦さんにとって満足なおさんであれば全然問題はありません!
実際に、産科のベテラン看護師さんは、内診ができない分、観察眼に優れている方は多いと思います。

ただ、私としては、生む力を助けてくれる自然分娩のスペシャリストである助産師が産院にいて、
必要なときにお産に付き添ってほしいという気持ちはあります。

その施設の事情を知って生むのか知らずに生むのかで心の安心感がぜんぜん違うと思うのです。

結局のところ、覚悟の問題は大きいと思います。

ということで・・・個人病院で生む場合の情報収集として、
★分娩件数 ★部屋数 ★入院期間 ★帝王切開率 ★スタッフの充実度など
HPで調べられることは調べておくことをおすすめします🧐

自由度の高いアットホームな助産院

side view photo of smiling woman carrying her baby
Pexels.com

出産のときの体位やこうしたい、ああしたいの希望を受け入れてもらいたい場合。

助産院には医師の立ち会いがありません。そのため、医療介入ができません。
でも、最低限の薬品はあります!
出血が多いなど、問題があればすぐに点滴処置などの医療処置はできます。

ただ、開業助産師さんたちは以上に進みそうな傾向があればそれを早めに察知して、提携病院に搬送することを考慮します。まだ大きなトラブルがお項前に予測を立てているので(←これがすごいんです!!)産婦さんにとっては心半ばで搬送ということもあるかもしれません。

必ずしも理想が実現されるわけではないのですね・・・。

出産のときに、異常に進んでいかないようにするために、妊娠中にカラダや出産についての知識を学び、自己管理をしていく必要があります。主体的に学び、主体的に出産のためにセルフケアをしていくことがとても大切なのです。(これは助産院で有無産まないに限らずですが🥺🙏🏻)

助産院の提携病院のこともしっかり調べて医師や助産師とのコミュニケーションもぜひ、大切にしてほしいと思います。もしかしたら提携病院にもお世話になるかもしれないので、そういう視点で産後のことまでリサーチしておくと、いざというときも受け入れやすくなると思います。

産院選びのまとめ

ここまで全く違う価値観で見てきましたが、施設によって、

・点滴管理
・モニター管理
・体位の自由度
・医療介入
・マンパワー

などなど、設備やルールが違うため出産の方法・管理、内容が変わってくるのです。
施設のことはもちろん、スタッフの充実度も出産の安全性の面では、とても大切なポイントとして調べておきましょう。

実際に病院へ行って、気になる項目についてちゃんと話を聞くことや、医師や助産師とフィーリングが合うかどうかを確かめることもすごく大切です♪

何が起こるのかわからないのが出産。

「やれるだけのことはやった!!!」
と思えることが、後悔をなくして満足のいくお産に繋がっていくと感じています。
一生に数回の大イベント、出産、だからこそ、まずは自分がどんなお産にしたいのか理想をしっかりと考えてみてほしいと思います。

潜在意識に植え付けられたような苦しい、壮絶な、大変なお産ではなくて、希望に満ち溢れた出産をぜひ思い描いてもらいたいと思います。

↑これが100%叶うところは恐らくないのですが・・・😅
近づけることはできると思っています😍

産院選びが主体的に納得して選ぶことができますように💕
参考になれば幸いです😊

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